転職後の人間関係の作り方

どうせ転職して新天地に向かったのであれば、転職後の職場では今度こそ円滑に人間関係を築きたいですよね。特に、先輩後輩といった上下関係は誰もが悩む問題なのではないでしょうか?

とある転職コンサルタントによれば、転職者は自身がその職場にとっての「新参者」であり「異物」である事を自覚すべきだといいます。その自覚があるかないかで、その後の職場での存在価値に大きく変わるといいます。また、人は職場やその居場所にとって「居て欲しい人」と思ってもらう事が何より大きい事なのだとか。もしもあなたが前職場で疎外感を感じて転職を考えたのであれば、この考えがあなたには欠けていたという事なのかもしれません。

まず、あなたがどんなに前職場で上の立場にいたとしても、新しい職場でのあなたは「新人」です。
入職1日目から飛ばしすぎるのは、敵を作るだけだと言われています。まずは様子見をする事が大切です。そこで、自分からその職場の人間関係や業務内容を知り、学ぶ事を心掛けましょう。その職場特有の習慣ややり方というのは必ずあるもの。「郷に入っては郷に従え」という事を自覚しましょう。

ここで一番やっていけない事は、「前の職場ではこうだった」「こんなやり方すんの?」と今の職場を卑下する事です。「そう思うのならば前の職場に戻れば?」と思われて当然ですよ。ちなみに、年下や経験年数が下の人であっても、あなたにとってこの職場では先輩になります。急にタメ口で話したり、馴れ馴れしくするのは絶対にNGですから注意してください。教えられた事に対し「そんなの知ってる」なんて口にするのはもってのほか。

また、小さくてもいいから入社3ヵ月後までには、今までやってきた仕事の成果を出すよう心掛ける事が大事だといいます。あくまでも「ここで頑張っていきたい」という意志を見せる事が肝心だといえるでしょう。そして6ヶ月以降に段々とその職場の色を感じつつも、自分色を出していく事。間違っても自分の色を最初から放つのはやめておいた方が無難のようですね。
 
最初のうちは誰だって1年生です。転職を考えたからにはそれを念頭に入れて活動を起こしましょう。そして新しい職場でどのくらい自身を活かし、貢献出来るかを考える事が出来たなら、もうあなたは立派な転職成功者だといえるでしょう。